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野菜スープ 抗酸化作用は生野菜ジュースの100倍 ファイトケミカル効果

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ファイトケミカルとは、リコピン(トマト)など植物のみが持つ化学成分のことで、植物が外敵から身を守るための機能性成分です。ファイトケミカルは固い細胞壁の中にあるため、効果をまるごと取り込みたいなら加熱するスープが最適です。いつも捨てていた野菜のへたや皮などの外側に多く含まれていますので、スープなら野菜くずも一緒に煮込めて、煮汁に成分がたっぷり溶け出します。第7の栄養素といわれる驚きの効果をおいしい野菜スープで実感しませんか。

抗酸化作用が100倍

ニンジンには体のサビを防ぐ抗酸化作用があるβ-カロテンが豊富に含まれています。コールドプレスジュースも人気ですが、野菜をスープにして飲めば、生ジュースのなんと10~100倍の抗酸化力が取り込めることが証明されています。

ファイトケミカルが排出される生野菜ジュース

体を元気にしてくれるファイトケミカルは、植物の細胞膜や細胞の中に含まれています。細胞膜は固いセルロースでできているので、ジューサーやミキサーでは十分には壊れません。細胞壁は人間の体内でも壊れず、ファイトケミカルは取り込まれることなく排出されてしまいます。

ファイトケミカルを取りこむ野菜スープ

ファイトケミカルは加熱しても効力が失われません。生では取り込めない成分も、野菜を一定時間煮込むことで、この細胞壁を簡単に壊してファイトケミカルを8~9割も溶け出させることができるのです。

野菜くずにはたっぷりなファイトケミカルが含まれていますので、ニンジンやかぼちゃの皮はそのままでも、玉ねぎの皮はだしパックなどに入れて一緒に煮込むことによって貴重な成分が取り込めます。

アクにも栄養が含まれているので取る必要はありません。コトコトと弱火で20分ほど煮るだけ、野菜スープはファイトケミカルを取りこむ最適な調理法です。

体調が悪い時でも、具は食べずにスープだけ飲めばいいのですから飲みやすく、体を冷やすこともありません。

ハーバード大学式野菜スープ

ハーバード大学でがんと免疫に関する研究をされた高橋弘先生は、患者さんに治療と並行して野菜スープを飲んでもらうことで、効果を上げています。

高橋弘先生推奨の基本のスープはとてもシンプルです。一口大に切った4種類の野菜(タマネギ、ニンジン、キャベツ、かぼちゃ)に水を足して20分煮込んで完成です。

野菜の風味が十分出ますので、味付けは必要ありませんが、コンソメやみそを使ったり、その日の体調で入れる野菜を変えるなどのアレンジは自由です。小分けにして冷凍もできて、手間をかけずに毎日の食卓に取り入れやすいことが大きな利点です。

野菜くずは捨てずにべジブロス

野菜くずだけを浸るほどの水で煮出して、野菜出汁(べジブロス)を作れば、いろいろな料理に利用することができます。

その場合は色が鮮やかで、甘みが強いにんじんやかぼちゃ、トマトなどのくず野菜を7、キャベツやカブの葉、ピーマンなど緑色の野菜くず、たまねぎやにんにくなどの皮などを3の割合にしてコクやアクセントをつけると美味しいくず野菜スープができます。

オリーブオイルを大さじ1杯入れると脂溶性のファイトケミカルが出やすくなり、火をつける前に料理酒をひとさじ入れれば、野菜の臭みを消すことができます。

ファイトケミカルの効果

強い紫外線や虫などの外敵から身を守るために、植物自身が持つ色、香り、渋み、苦み、辛味などの機能性成分ファイトケミカルは、現在わかっているだけでおよそ5千種類、新種の成分が次々と発見されています。

必須栄養素とは異なるファイトケミカルですが、科学的な研究によって大きな効果があることがわかってきて第6の栄養素食物繊維と並び、第7の栄養素とも呼ばれています。スープで継続すれば、病気予防や健康維持に大きな効果が期待できます。

1. がん抑制作用

健康で長生きするためにはがんを予防、抑制することが課題です。

・がんの原因となる活性酸素を無毒化する抗酸化力で遺伝子を守ります。(タマネギ、ニラ、ニンニク、ネギ、ニンジン、トマトなど)
・肝臓の解毒酵素を増やして発がん物質を無毒化します。 (ブロッコリー、キャベツ、ニンニク、セロリなど)
・がん細胞の増殖を抑えます。 (タマネギ、白菜、キャベツなど)
・免疫力を高めてがんを抑制します。 (ニンニク、椎茸、舞茸、ニンジンなど)

2.免疫機能強化

免疫は命を守る体のシステムです。

免疫細胞の働きを活発化させます。(ニンニク、生姜、かぼちゃ、ニンジン、キノコ類など)
・過剰にならないように免疫システムを整える抗アレルギー、抗炎症作用があります。(春菊、ピーマン、タマネギの皮、生姜など)
抗菌、抗ウイルス作用で、食中毒やインフルエンザ等も予防します。 (大根、ニンニク、ブロッコリー、海藻類など)

3.抗酸化作用

紫外線やストレスによって発生する活性酸素は、体を酸化させて老化や病気の原因になります。この活性酸素から体を守る働きが抗酸化作用です。

・ビタミンCやビタミンEでは無毒化できない、毒性が強いヒドロキシルラジカルを除去します。(ニンニク、タマネギ、ネギ類、ニンジン、カボチャなど)

・動脈硬化の原因の1つ、血中コレステロールの酸化を防ぎます。(トマト、ニンニク、ニンジンなど)

4.血液サラサラ効果

動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病を予防するには血液ドロドロを改善することが大切です。

・血小板の凝集を抑制、血液を固まりにくくすることで、血液の流れが良くなり、血管を強くします。(タマネギ、ニンニク、大根、キャベツ、ナスなど)

5.デトックス効果

肝臓の解毒酵素の働きが弱いと大量の有害物質を取りこんでしまい、発がんの原因になります。

・解毒酵素の遺伝子を活性化して解毒酵素を増やす働きがあります。(ブロッコリー、キャベツ、大根、ニンニク、セロリ、アスパラガスなど)

6.アンチエイジング効果

肌や髪だけでなく脳や骨も健康のための若返りが大切です。

加齢性網膜黄斑変性症、白内障を改善します。(ホウレンソウ、トウモロコシなど)

動脈硬化を防ぐ作用があります。(ゴマ、玉ねぎの皮、ニンニクなど)

骨の老化を防ぐ作用があります。(大豆、ニラ、赤タマネギ、ブロッコリーなど)

7.ストレス緩和

ストレスは体に大きな影響を及ぼします。

神経の鎮静作用、抗不安作用、精神安定作用があります。(ミョウガ、春菊、パセリ、セロリなど)

ファイトケミカルスープで健康長寿

がん抑制や生活習慣病に効果をもたらす機能成分が入った野菜スープを習慣化できれば、体は必ず変わります。

基本のスープでも十分な効果がありますが、体調に合ったファイトケミカルをを積極的に取り込むことができれば、驚きの変化がもたらされるかもしれません。病気を予防し、できるだけ長く健康な生活を送るために、おいしい野菜スープのある生活を始めてみませんか。

 

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