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野菜ジュース 効果がないのはあなたの飲み方が間違っているから

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野菜ジュースでは野菜摂取の効果が得られないと思っていませんか。確かに飲み方や目的を気にせず間違った飲み方をしていては、野菜ジュースの効果は得られません。野菜には加熱されることで減ってしまう栄養もあります。しかし野菜ジュースは正しい飲み方を知ることで野菜不足を補う大きな味方になってくれるのです。

日本人の野菜不足

日本人の野菜摂取量は、野菜を摂らなければいけないという意識に伴わず、ここ10年増えていません。野菜類平均摂取量は、平成29年の調査では、男女とも理想とされる350 gには届いていません。特に20~30歳代は男性で約260 g、女性で約230 gと、実際には野菜が摂れていないという現実が見えています。

野菜には必須栄養素のミネラルやビタミンデトックス作用が期待できる食物繊維のほか、植物だけが持つ天然のファイトケミカルの効果が様々な研究で明らかになっています。

しかし、野菜不足の毎日では、この素晴らしい野菜の効果を得ることができません。野菜不足を解消するためには、野菜ジュースを上手に毎日の生活に摂り入れることが大切です。

野菜ジュースの誤解

パッケージに、厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量350 gを使用しているとうたう野菜ジュースは、2007年の名古屋市消費生活センター実施の成分分析によって、「一日分の野菜(緑黄色野菜)使用」とあっても、1日の推奨野菜摂取量350 g分の栄養素には足りないことが分かりました。

野菜350 gを原料としていても栄養素は必要量を含んでいない、これでは誤解を招くと問題になり、野菜ジュースでは野菜の栄養は摂れないといわれるようになってしまいました。

市販のジュースは野菜を搾汁、加熱処理して製造されますので、搾りかすの食物繊維は取り除かれ、熱に弱いビタミンCは減少します。しかし、カルシウムやカリウム、ミネラルなど加熱しても減少しにくい栄養素もあります。

生の野菜からよりも野菜ジュースで摂ると吸収率がいいリコピンやβ-カロテンのような栄養素もあります。ビタミンAについてはほぼ同等かそれを超える成分量がみとめられます。

野菜一日これ一本(カゴメ)に含まれている栄養

その製品に含まれる栄養成分量が製品のパッケージには詳しく記載されています。たんぱく質糖質食物繊維ナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムビタミンEビタミンK葉酸リコピンβ-カロテン、時間が経つと減少する栄養成分もあるので、カゴメの場合は賞味期限内に保証ができる成分量が記載されています。

ビタミンCは原料によって殺菌工程や保管状況により失われることもあるのでゼロとされています。「野菜一日これ一本」には人工的な栄養素は添加されていませんが、ジュースによってはビタミンCや食物繊維などの栄養素を添加しているものもあります。

手軽に飲めて、これだけの栄養素が含まれる野菜ジュースを、現代人の野菜不足の食生活にうまく摂り入れることができれば野菜ジュースも効果があるといえるのです。

濃縮還元野菜ジュースには効果はないのか

濃縮還元ジュース
濃縮還元とは野菜ジュースの製造方法のひとつで、輸送コストを抑えて、品質を安定させる利点があります。
原料となる野菜・果実からジュースを搾汁し、水分を除いて濃縮します。還元するときは、保管した濃縮原料に再度水分を加えて、元の濃度に戻します。

フレッシュジュースに比べれば、ジュースの香りなどは減少しますが、比較的低い温度と短時間で濃縮できるため成分の変化が少なく、多く使用されている技術です。

市販の野菜ジュースに使われる野菜は、収穫される旬の時期は野菜によってもちろん異なります。そのため年間を通して安定して生産するために、一旦濃縮し保管して、製造時にブレンドするというやり方がとられているのです。濃縮還元によって、地域、品種などの品質のばらつきを安定させられるのです。

濃縮還元ジュースの野菜の栄養素
ストレートジュースも濃縮還元ジュースも食物繊維やビタミンCなどの栄養成分は搾汁・殺菌の過程で減ってしまいますが、トマトジュースのストレートタイプの濃縮還元では、栄養成分表示は同じ値で、栄養成分が変わりませんので、濃縮還元ジュースに野菜の栄養効果がないとはいえません。

効果が得られない野菜ジュースの飲み方

野菜ジュースを体にいいからと水やお茶の代わりに飲んでいませんか。野菜ジュースはカロリーも糖質も100%野菜ジュースや、果汁とのミックスジュースでは、炭酸飲料と変わりない量が含まれていることを忘れてはいけません。

にんじん、かぼちゃなどや果物は糖質量が高く、太る原因にもなりかねません。健康のためにランチ時にプラスしてスムージー、スイーツと一緒に果汁ジュース、寝る前の水分補給に野菜ジュースを飲むなどしていては、かえって体調を壊し、逆効果になります。

体力のない時やスポーツの前後、朝の食卓、おやつ替わりや置き換えダイエットなど、栄養補給を目的にカロリーを見ながら適量を飲むことができればメリットを得られるのが野菜ジュースです。

目的をもって野菜ジュースを選ぶ

カラフルな色がおいしそうなスムージー、低カロリー低糖質の葉物野菜の野菜ジュース、さっぱり口当たりの良くなった青汁系のジュースなど、どれを選んだらいいか迷う時は、自分は何が目的で野菜ジュースを飲もうとしているのかをはっきりさせることです。

味や飲みやすさ、パッケージだけで選ばず、その日の体調と相談しながら、たとえば便通を整えたいなら食物繊維たっぷりのスムージー、運動前にパワーをつけたいならば果汁ミックスジュース、体調が悪く栄養を少しでも摂りたいなら100%野菜ジュースなど、賢く選択することで効果を感じられるようになるはずです。

まとめ

もちろん、野菜の栄養は食事から摂るに越したことはありませんし、バランスを崩すような偏った飲み方や甘いジュースばかり飲んでいては、効果が得られません。

しかし、一人暮らしの若い人や仕事で思うように食事が摂れない人、体調が悪く食事ができない高齢者などは、野菜ジュースの野菜パワーに頼ることも必要なのではないでしょうか。何を取ればバランスが整うのかを考えつつ、お子さんや高齢者にはアドバイスをしてあげながら、上手に野菜ジュースを食生活に摂り入れてみませんか。

 

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