食べ盛りのお子さまがいる家庭では、野菜を食べてくれずお困りの方も多いかと思います。
毎日メニューを考えるのも大変ですが、食べ盛りだからこそ積極的に野菜を食べさせなければいけません。
ストレートに野菜だけ使った料理では、さらに食べてくれませんから、肉と一緒に調理するなど工夫が必要です。
子供が喜んで食べる、野菜を使った料理のレシピをご紹介しましょう。
Contents
子供が野菜嫌いになる原因
子供はどんな調理をしてあげても、野菜の欠片が少し見えただけで、一切口にしないこともあるくらいです。
野菜が嫌いな原因は見た目もあるでしょうが、やはり味覚が大きく影響しています。
特に嫌われる野菜として代表的なのが、ピーマン、なす、トマト、ねぎ、水菜、ゴーヤです。
これらは、青臭い、苦い、酸っぱいといった味覚に特徴があり、大人でも苦手としている方は多くいます。
大人になれば、苦味や酸味を好むようにもなりますが、子供はどうしても甘いものが大好きです。
しかし、嫌いだからと言って、無理やり食べさせようとすると、さらに野菜嫌いになってしまいます。
野菜嫌いを克服するには、子供が食べやすくなるような工夫をすることが大切です。
子供に特に食べさせたい栄養豊富な野菜
ある研究によれば、1日に摂取する野菜の量は、1、2歳児で260g、11歳児になると400g必要とされています。
では、どのような野菜を積極的に食べさせるのが良いのか、ご紹介しましょう。
にんじん
ベータカロテンが特に多く含まれており、他にもビタミンB、ビタミンC、カルシウム、鉄分が多く含まれています。
にんじんを食べると免疫力が向上するので、風邪をひきにくくなる効果があるので、秋から冬に積極的に食べると効果的です。
レタス
多くの栄養素を含んでいますが、中でも食物繊維、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムを多く含みます。
食物繊維を摂ると腸の働きが活発化するので、便秘がちな子供にはぜひ食べて欲しい野菜の一つです。
ほうれん草
鉄分、ビタミンC、ベータカロテンを多く含むほうれん草は、野菜の中でも食べやすく、調理方法もさまざまです。
葉よりも、根に近い方が栄養素が多く含まれているので、余すことなく使いましょう。
ブロッコリー
ブロッコリーは茎の部分に多くの栄養素が含まれており、ビタミンCやミネラル分が豊富です。
見た目や食感を嫌がる子供が多いですが、茎を細かく切り、ハンバーグの具材などに使用しましょう。
キャベツ
緑黄色野菜の代表的存在のキャベツには、多くのビタミン類、ミネラル分が含まれています。
芯は固くて食べにくい部分ですが、栄養豊富なので、美味しく食べさせる工夫が必要です。
トマト
ベータカロテン、リコピン、ビタミン類を含むトマトですが、大人でも苦手にしている方がいます。
生で食べると酸っぱいので、子供が大好きなスパゲッティのソースに調理するのも良いでしょう。
子供が食べやすい野菜料理レシピ
嫌いな野菜を無理矢理食べさせるよりも、よく食べる料理の中にさり気なく使って食べてさせてみましょう。
ご飯類、おかず類何でもいいので、ちょっとした工夫をすれば、いつの間にか野菜嫌いを克服できるかもしれません。
何かきっかけがあれば、それまでグズグズだったのが、自分から進んで野菜を食べるようになるはずです。
野菜を細かく刻んでチャーハンに
自宅の冷蔵庫に入っている野菜、ひき肉や焼豚、余った白ご飯を使ってチャーハンを作ってみましょう。
野菜はたまねぎ、しいたけ、ねぎ、にんじん、ねぎ、ピーマンなど細かく切り刻み、ひき肉や焼豚、卵、ご飯と一緒に炒めるだけです。
味付けは、塩こしょう、薄口醬油、鶏がらスープの素を、ご飯の量に合わせて入れる量を調節してください。
炊き立てのご飯よりも、前の晩に余って冷蔵庫に保管しているようなご飯が最適です。
香り付けに、最後に軽くごま油を加えて炒めると一層美味しくなりますが、味が濃くならないように注意しましょう。
具だくさんポテトサラダ
ポテトサラダは、子供たちが大好きなメニューの一つですから、野菜を入れつつも、ハムや卵も入れて食べやすさを演出してください。
材料
- じゃがいも・・500g
- たまねぎ・・100g
- にんじん・・50g
- きゅうり・・1本
- ロースハム・・3枚
- ゆで卵・・1個
- マヨネーズ・・大さじ2杯
- オリーブオイル・・大さじ1杯
- 下ごしらえ用の塩
- 塩コショウ
作り方
卵は茹でてからをむいておき、きゅうりは薄切りした後に塩もみして水分を抜きます。
- じゃがいもは皮をむき、一口大の大きさに切り、あく抜きしてから茹でます。
- 鍋にじゃがいも入れ、完全に浸かるまで水を入れて、竹串が刺さるまで茹でたらざるに取り上げて粗熱を取りましょう。
- にんじんも皮をむき、2ミリ厚のいちょう切りにし、沸騰したお湯に入れ、竹串が刺さる程度まで茹でてください。
- 1と同じく、取り上げたら粗熱を取ります。
- たまねぎは薄くスライスし、塩もみしてから水洗いし、水気を絞ります。
- 塩もみすることで、たまねぎの辛みが取れて、子供でも食べやすいです。
- 粗熱が取れたじゃがいもを大きめのボウルに入れ、マヨネーズとオリーブオイルを加え、木べらやマッシャーを使って潰しながら混ぜ合わせます。
- 残りの具材を全部入れ、軽く混ぜ合わせて、塩コショウで味を整えると完成です。
野菜たっぷりのお好み焼き
お好み焼きは子供も喜んで食べてくれますから、野菜を細かく切って入れてしまえば、野菜の存在が気にならないはずです。
材料
- キャベツ・・葉っぱ2枚分
- ほうれん草・・1/5束
- 豚小間切れ肉・・100g
- おたふくソース
生地
- 小麦粉・・2/3カップ
- 塩・・小さじ1/4杯
- こしょう・・少々
- 卵・・1個
- 水1/4カップ
作り方
- キャベツとほうれん草は、細かく千切りにし、豚小間が大きい時には小さく切りましょう。
- 生地の材料をボウルに入れて混ぜ合わせ、この中に野菜を入れて軽く混ぜます。
- フライパンにサラダ油を敷いて中火で熱し、豚肉を軽めに炒め、ボウルの中の材料をすべて流し込みましょう。
- 生地が平らに揃え、中火のままフタをして3分焼いたら、ひっくり返して弱火で3分焼いたら完成です。
- 人数分に切り分けて、おたふくソースをかけていただきましょう。
生地の中に水ではなく、だし汁を使うとうま味が出てさらに美味しくなります。