サラダなど生で食べることが多いトマトですが、野菜スープの材料としてもおすすめです。
トマトには多くの栄養素が含まれており、その中にはダイエットに効果がある成分も含まれています。
脂肪燃焼スープとして知られる、トマトを使った野菜スープの作り方やダイエット法をご紹介しましょう。
Contents
トマトがダイエットに効果的な理由
トマトが私たちの体にもたらす効果として、5つ挙げられます。
- 脂肪を燃やしてくれる
- 代謝を促進する
- 便秘を解消させる
- 美肌、美容に効果的
- カロリーが低くヘルシー
トマトに含まれている主な栄養素
栄養価が高いトマトには、どのような成分が含まれ、それぞれがどのような効果をもたらすのかご紹介しましょう。
この中で、特に注目してもらいたいのがリコピンです。
リコピン
特にトマトに多く含まれるリコピンには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果的です。
体内の活性酸素が増えると、美容の面でもマイナスの影響を及ぼし、血管が老化して動脈硬化やがんになるリスクが高まります。
しかし、リコピンを摂取することで、代謝が促進され、血流が改善されますから、病気になるリスクを低減できるのです。
トマトを食べて、脂肪がつきにくく太りにくい体を作りましょう。
ビタミンC
美容や美肌に欠かせないビタミンCもトマトには多く含まれています。
肌つやをよくするためには欠かせない栄養素であり、特に女性には必要性が高いと言えるでしょう。
コラーゲンを作り、肌へ潤いを与えてくれます。
ビタミンE
若返りのビタミンと言われるほど、体内の細胞を活性化させる役割があります。
リコピンには劣りますが、ビタミンEにも抗酸化作用があり、アンチエイジングには欠かせません。
ベータカロテン
さまざまな野菜に含まれているベータカロテンですが、免疫力を向上させる効果があります。
体の内面、外面に良い影響を与え、毎日健康で過ごすためには必要な栄養素です。
ダイエットに効果的なトマトを使った野菜スープ
トマトが体に良いことが理解できたところで、トマトを使った野菜スープでダイエットをする方法をご紹介しましょう。
野菜スープの作り方は簡単ですが、普段食べるスープのように美味しいとは言えませんが、ダイエットのためには我慢も大切です。
この野菜スープは、脂肪燃焼スープとも呼ばれ、手術のために減量が必要な方向けに病院でも提供されます。
1週間単位で続けるのが基本であり、人によっては10キロ体重が落ちるほどです。
トマト入り野菜スープの作り方
材料
- たまねぎ1個
- ホールトマト缶1本
- ピーマン2個
- セロリ1本
- キャベツ半玉分
- マッシュルーム5個
- コンソメスープの素1個
- 塩こしょう適量
作り方
たまねぎは皮をむき、芯を抜いてからくし切りにし、バラバラにほぐしておきましょう。
キャベツは芯を抜いてざく切りにし、マッシュルームは千切りにしておきます。
ピーマンはヘタと種を取って好みの大きさに切ってください。
セロリも好みの大きさに切っておきましょう。
- カレー鍋など大き目の鍋を用意しておき、野菜が浸かるまで水を入れて煮ていきましょう。
- コンソメスープの素も入れ、じっくり煮たら野菜のうま味が出てくるので、いくらかは食べやすくなります。
- 煮立ったら火を消して、塩こしょうで味を調えて完成です。
ホールトマト缶は、トマトが丸ごと入ったものよりも、ダイスカットしてある方が使い勝手が良いです。
味がいまいち馴染まない時、気分を変えたい時にはキムチの素を使うと食べやすくなります。
ただ、味が濃くならないように注意しましょう。
トマト入り野菜スープのカロリー
材料を見ての通り、99%野菜しか使いませんから、カロリーが非常に低いのが特徴です。
大人が1日に消費するカロリーはだいたい1500~2000kcalですが、野菜スープは1杯で100kcalになります。
1日3食各2杯ずつ食べたとしても、600kcalにしかなりませんから、おなかが空いたらどんどん食べて、脂肪を燃やしましょう。
トマト入り野菜スープダイエットの1週間の流れ
1週間毎日朝から夜まで野菜スープを食べる生活になりますから、継続するにはそれなりの覚悟も必要です。
とは言うものの、食べて良いのは野菜スープだけではなく、フルーツを食べて良い日も用意されています。
また、野菜スープを食べる量にも制限はありませんから、おなかが空いたら野菜スープを食べるという感じです。
7日間野菜スープは食べ放題、プラスαで何かしら食べて良いという流れになります。
プラスαの部分は以下の通りです。
1日目・・フルーツ食べ放題
2日目・・野菜食べ放題
3日目・・野菜・フルーツ食べ放題
4日目・・バナナ3本とスキムミルク
5日目・・肉350~700gとトマトを最大6個
6日目・・肉350~700gと野菜食べ放題
7日目・・玄米、野菜は食べ放題
この間、間食は禁止ですから、お菓子など絶対に食べてはいけません。
空腹時は、野菜スープを食べる、水やお茶を飲んでおなかを満たす努力をしましょう。
トマト入り野菜スープでダイエットのポイント
ダイエットを始めてから2日、3日目になるときつく感じますが、この辺りから脂肪が減り始めるので頑張りどころです。
ただ、ダイエットでは脂肪だけでなく、筋肉まで落ちてしまいますから、5日、6日目でしっかりと肉を食べてください。
1週間継続したのに思うような成果が出なかった場合、また1日目に戻って7日間続けてみましょう。
食事療法によるダイエットになりますが、時間がある時はウォーキングやジョギングなど運動も必要です。
体を動かすことで、脂肪を効率的に減らせて、早い段階で効果が表れてきます。
体質などにもよりますが、1週間で5キロ~10キロ痩せることがありますが、終わった後が大切です。
気を抜くと、あっという間に元の体重に戻ってしまいますから、食生活には十分注意し、適度な運動をして最低でもキープしましょう。
トマト入り野菜スープを夜だけ食べるのもアリ
昼間は仕事で、野菜スープを持って出勤するのが難しいという方もいるでしょう。
そのような時は、1週間の短期でやるのではなく、夕食だけ野菜スープを食べる方法をおすすめします。
夜にお米を食べると、消化しきれない糖分は脂質に変換されて、蓄積されますから、それを防ぎたいところです。
野菜スープならカロリーが低いので、その辺を気にせず食事ができます。